03.29
【F1豪州GP】勢力図が大変化 ブラウン勢が予選1、2位独占 (1/2ページ) – MSN産経ニュース
規定が大きく変わった新シーズン、F1の勢力図は大幅に塗り替えられた-。F1世界選手権シリーズ今季開幕戦・豪州GPは28日、メルボルンのアルバートパーク・サーキット(1周5.303キロ)で20台が参加して公式予選を行い、ブラウン・メルセデスのジェンソン・バトン(英国)が1分26秒202で2006年第3戦・豪州GP以来、通算4度目のポールポジション(PP)を獲得した。
2008年12月5日、突如発表されたHONDAのF1撤退。
折からのサブプライムローン問題に端を発した金融危機、さらには2000年からF1界に復帰、そして2006年からは38年ぶりに純ホンダワークスチームとして参戦したにもかかわらず、昨年はついにコンストラクターズでも10チーム中9位と、もはやかつての栄光は見る影もなく、さらには後発のTOYOTAにも大きく水をあけられてしまった現状では、誰もが仕方なしと思わざるを得ないのが当時の状況であった。
その後HONDAはF1チームの売却先を探すも難航。すでに他のチームが2009年シーズンに向けてテスト走行を行う中、旧HONDAチームは参戦できるかもわからないまま状況を見守るしかなく、2009年シーズンが開幕する今月になってようやくチーム代表を務めていたロス・ブラウン個人に売却することが決定。ブラウンGP F1チームとして2009年シリーズに参加が決定。
開幕戦まで残り20日のことである。
そして迎えた2009年3月28日のF1開幕戦。
HONDAが昨年から開発をしてきた2009仕様のマシンが、エンジンにはメルセデスを搭載して開幕戦の公式予選に参加。
予選1回目、1位2位独占。
予選2回目も1位2位独占。
そして決勝のグリッドを決める予選3回目においても1位2位を独占。
2007年は10チーム中8位、2008年は10チーム中9位だった旧HONDAチームがこの結果ですよ!!!
純粋な新チームとは言えないものの、新チームによるデビュー戦予選1位2位独占は1970年のMARCH以来39年ぶり。
たった1ヶ月前まで、今シーズンのF1に参加できるかすら分からなかったJ・バトンは自身3年ぶり4回目のポールポジション。R.バリチェロにいたっては、予選2番手はM.シューマッハの相棒としてフェラーリチームにいた2004年の日本GP以来5年ぶり。
そして、もしもHONDAが撤退せずに参戦していたとしての結果であれば、実に1991年のセナ・プロスト時代の最終戦以来18年ぶりとなるHONDAのフロントロウという結果になっていたかもしれないわけで。
もちろんエンジンはHONDAではないし、HONDAとして参戦していたら結果は違っていた可能性もある。しかし車体からチームスタッフ、ドライバーに関してはすべて旧HONDAチームであることを考えると、もしかしたらと思わずにはいられない。
結局HONDA F1チームは、2009年シーズン用としては過去最高の車を開発したにもかかわらず、それを実際に走らせてみることなく撤退を決定してしまったわけで、もしも自分たちの開発していた車がこれほどのポテンシャルを秘めていると知っていたのであれば、もしかしたら。。。
今回のような結果は誰よりもHONDAが予想だにしてなかったわけで、スポーツの世界で「たら・れば」は禁句とされるが故に、スポーツの世界の「たら・れば」はドラマチックで面白い。
