2006
12.25

asahi.com : 「ヤフオク」トラブル増 入札資格緩和が背景に

ネットオークションの国内最大手ヤフーオークションが今秋始めた入札無料キャンペーンをめぐり、参加者同士のトラブルが増えている。買う気のない入札者の価格つり上げや自作自演が多発。運営するヤフー(東京都港区)は入札キャンペーンに伴う金銭的被害の報告は増えていないとするが、同社の掲示板では管理強化を求める声も上がっている。

先日、過去最大規模の詐欺事件が発覚したYahoo!オークション。
asahi.com : ヤフオク「家電ドットコム」に被害報告多数 商品届かず
ヤフオク出品会社:落札家電発送せず 苦情百数十件−事件:MSN毎日インタラクティブ
家電ドットコムまとめ
被害者約2,000人、被害総額は1億数千万円に上る可能性があるとかで、Yahoo!オークション史上最大規模の詐欺事件に発展する可能性が高いとか。
ちなみにこの「家電ドットコム」、ヤフーが審査して「オークションストア」と認定した会社であるにも関わらず、実際には登録住所には該当会社が存在しなかったりと、最初から詐欺目的だった可能性が高いわけで、ぶっちゃけヤフオク認定ストアといえどもなんの証明にもならないことが露呈した格好に。
しかも当初は200件近くの評価があったとかで、
自演ID大量生産

自演取引で評価ポイント稼ぎ

一通り見た目の信用が出来た時点で詐欺開始

短期間で2千件近くの商品をアップ

1億数千万円の入金を確保

商品が届かずに問題が露呈する直前にトンズラ
って感じで、まあまんまと逃げ失せたようで。しかも会社設立は今年の10月だったりわざわざ会社のサイトやブログまでやってたくらいの手の込みようで、12月のボーナス・クリスマス商戦に狙いを定めていた点からも非常に計画的犯行なのは明らか。
家電販売 家電ドットコム(googleキャッシュ)
店長日記 家電販売 家電ドットコム(googleキャッシュ)
まあこれほど酷くはなくても最近はトラブルが急増してるようで、asahi.comでもその手口の一例が。

一人が三つの登録IDを使い分け、一つで低価格で入札した上で、ほかの二つでは高値入札を繰り返し、他者の参加をためらわせる。落札しても連絡せず、次点はキャンセルし、低額で品物を手に入れる。

その発想はなかったわ。
つかこういう記事が出るからまた模倣犯が大量に生まれるという。。。
それにしても、ヤフオクは昔は銀行口座などで本人確認が出来ないと参加できなかったのが、現在ではフリーのメアドと適当な住所だけの登録で即参加可能(入札のみ)になっているためにこんな事が簡単に出来るようになったわけで。
最近じゃ、PS3などの最新ゲーム機がヤフオクで大量に転売されている状況に、2ちゃんねらーが大量にヤフーIDを取得して次から次へと落札してはキャンセルを繰り返して転売を妨害したりと、もはやオークションが正常に機能しなくなっている一面も。
ITmedia News:PS3がヤフオクで“祭り”「20億円」入札や「1円」落札も

そんな中、先日Yahoo!オークションに対抗して楽天とドコモが立ち上げた楽天オークションでも様々なトラブル多発。
被害者が告発「楽天オークションはトラブル続きの最悪サイトです」 : MyNewsJapan
【楽天オークション】個人もお店も出品できるネットオークションサイト/通販オンラインショッピング
当初は、「匿名エスクロー」(出品者と落札者がお互いの個人情報をやりとりせずに取引できる)や月額利用料、出品手数料が無料ということで、ヤフオクに変わるオークションサイトとして注目されたりもしましたが、いきなりつまずいているようで。

今や年間1兆円に迫る取引があるネットオークション。それだけ巨大な市場ながら、お互いの顔も素性も明かさずに、さらには手元に商品が無くても商売が出来るとあって犯罪絡みの問題も多発しているわけですが、それ以上に、世の中が何かと限定品やプレミアグッズが持てはやされる時流に乗っかって転売が横行するようになるにつれ、もうなんていうか、世知辛い世の中がさらに拍車をかけてウザくなっていくのがなんとも。
いったいいつから、欲しいモノを買うのにこんなにも馬鹿馬鹿しい労力を払わなきゃいけなくなったのか。インターネットの普及で手軽にモノが買えるようになったはずが、逆にむしろ本当に買いたい人が手に入れるのが昔よりも難しくなってしまったという。
なんでこんな世の中になっちゃったんでしょうかね。