2006
09.11

シューマッハ今季限り引退表明−伊GP制し通算90勝 SANSPO.COM > スポーツ

F1世界選手権第15戦 イタリアGP決勝(10日、モンツァサーキット=1周5.793キロ=国際電話)フェラーリの地元GP決勝でミハエル・シューマッハ(37)=ドイツ=が今季6勝目、通算90勝目を挙げたあと、今季限りでの引退を表明した。選手権争い首位のフェルナンド・アロンソ(25)=スペイン、ルノー=がリタイアしたことで、その差は2ポイント。残り3戦での逆転で、自身の持つ歴代最多の総合優勝記録を8度に伸ばし、皇帝が有終の美を飾る。

なんか今年のF1は近年稀に見る2強対決、それこそあのセナ・プロ時代を彷彿とさせる白熱の展開になっているわけですが、そんな中、F1というモータースポーツの中でも不世出の天才ドライバーがついに引退を表明。
1991年、前年のF3マカオGPでミカ・ハッキネンと歴史に残る激戦を制してF1にデビュー。初戦でいきなり予選7位。翌92年、第12戦ベルギーGPでF1初優勝。当時F1界の英雄であったアイルトン・セナと新人であったシューマッハは激しいバトルを繰り広げるが、1994年5月1日、第3戦サンマリノGPのレース中、シューマッハの前を走るセナがコースアウトしてコンクリートウォールに激突死。そのレースで勝利したシューマッハは、その年に初のワールドチャンピオン獲得。
1998〜1999年と、F3時代の因縁のライバルであるミカ・ハッキネンにワールドチャンピオンの座を譲るも、ハッキネンがF1を引退すると2000年から2004年まで5年連続でワールドチャンピオンに。
通算90勝、年間総合優勝7度、通算ポールポジション68回、ポール・トゥ・ウィン40回、最速ラップ75回、年間最多優勝回数13勝、生涯獲得ポイント 1354、表彰台153回、連続表彰台19レース、連続入賞24レースと、F1界の記録をほとんど塗り替えたまさに伝説のドライバー。
まあ一時は、あまりに強すぎるが故にF1人気低迷の原因として叩かれもしましたが、あの歴史的な名勝負となった1990年のマカオGPから見続けてきた自分としては、セナ・プロスト以上にいろんな意味で偉大なドライバーだたっと思うわけで。唯一残念だったのは、シューマッハの黄金時代はすなわちライバル不在の時代でもあったわけで、もしもこの偉大なドライバーと互角に争えるライバルが同じ時代にいたのであれば、もっともっと数々の名勝負を繰り広げたことは間違いないわけで、ようやくシューマッハと互角に渡り合えるアロンソの出現は、あまりに遅すぎたのが残念でなりません。
今シーズンは前半戦、9戦中6勝して独走だったアロンソに対し、シューマッハは後半戦6戦中4勝(アロンソ0勝)で一気にその差が2ポイント。残り3戦はまさに目が離せない大激戦必至なわけで、しかもそのシューマッハが今シーズン限りで引退をするとあって、残り3戦でシューマッハが逆転優勝でワールドチャンピオンとなって有終の美を飾るという、まさに出来すぎなドラマのような展開になったらちょっと凄いななんて。